ファームキャニングは、規格外やたくさん採れすぎてしまった旬のお野菜を使ったびん詰めを製造、販売しています。現在、オンラインショップでの販売だけでなく、神奈川県内を中心に、このびん詰めに共感くださっているとても素敵な販売店さんでもお取り扱いいただいています。
今回はその一つであるFOOD & COMANY 湘南T-SITE店さんをご紹介させてください。店長の後藤さんにお話を伺いました。(2023年10月取材)
ファームキャニング
:いつも丁寧に販売していただいてありがとうございます。
改めて、FOOD & COMANY 湘南T-SITE店はどんなお店か教えていただけますか?
後藤さん
:はい。学芸大店からスタートしたFOOD & COMPANYは、一番日常に寄り添った場所から世界を変えるきっかけをつくるという想いのもとはじまったグローサリーショップです。
その中でも、ここ湘南T-SITE店はより地域、地元の方々に密着した店舗を目指して日々営業しています。
ファームキャニング
:そうなのですね。暮らしから世界は変えられるということですね。小さなことから変わっていくのだという強い想いを感じました。
ところで、後藤さんはどうしてこちらに?
後藤さん
:オーストラリアにワーキングホリデーにいっていた時期があり、そのときに先住民であるアボリジニーの方々の食生活の改善に取り組むNPOで働いていました。外国からやってくる食が彼らの食生活を変えてしまい、糖尿病患者の方が増えているんです。野菜や果物から糖質を摂るようにするなどの食生活の改善指導をしていました。
その経験から、食が本当に大切なことだと思っており、食に意識を向けるきっかけを与えられる仕事を探していて、こちらで働き始めました。
ファームキャニング
:大きな原体験をお持ちだったのですね。アボリジニーの方々のお話……、とっても関心があります!ぜひまたじっくり聞かせていただきたいです。
普段、こちらのお店にはどんなお客様が来店されますか?
後藤さん
:週末は横浜あたりからの観光客の方が多いですが、基本的には地元の方が多いですね。
平日には鎌倉・逗子の方から当店(藤沢市)を目掛けて通ってくださるお客様もいらっしゃいます。遠くから来られる方は加工品を、常連さんはお豆腐など日常で使う食材も購入されています。全体的にいつも通っているスーパーとは違う、非日常を見つけにきたり、普段の食卓に+αになるものを探しにこられていたりするようです。
ファームキャニング
:私たちも感じていますが、いつも新たな発見があってとても楽しませてもらっています。様々なところから通いたくなる魅力的なお店なのですね。
地域に密着した営業を心がけているとのことですが、具体的にはどんな取り組みをされていますか?
後藤さん
:湘南界隈の地元の農家さんのお野菜を販売させていただいています。平塚市のいかす農園さんのお野菜は人気ですよ。採れたての旬のものが届いているのでとても喜ばれます。
他にも、通ってくださるお客様の声からバイヤーが探しにいったり、働いているスタッフの提案を採用して販売したりするなど、商品ラインナップは常によりよくできるようにしています。
ファームキャニング
:普段のコミュニケーションから、地域のお客様や働くみなさんの声を受け取って、行動に移されている。お店に関わる人たちを大切にしていらっしゃる姿勢に心打たれます……!きっとその姿勢が、通いたくなる理由になっているのですね。
最後に、今後どんな取り組みをしていきたいと考えていらっしゃいますか?
後藤さん
:このお店で、その日に買いたいものが全て揃うよう、さらに商品を充実させていきたいですね。お野菜やお豆腐は当店で、お肉などは他の店舗さんで……とお店をハシゴしないですむように。地域の人にとって新しい発見を楽しみながら、普段から通いやすいお店づくりをしていきたいです。
ファームキャニング
:本日はお時間いただきありがとうございました!
これからもぜひよろしくお願いします!!!
サステナブルな暮らしの提案をしてくれるだけでなく、地元に暮らす方々にとって通いやすい店舗づくりに取り組むFOOD & COMANY 湘南T-SITE店さん。
ぜひ足を運んでみてくださいね。